冷え性と高血圧

冷え性と高血圧

相反する要素と思われがちですが、意外にも冷え性と高血圧と言うのは同時に起こりがちなものです。高血圧と言うと怒って頭に血が昇っている人のイメージが強いと思われるため、女性に多い冷え性とイメージが結びつきにくい人が多いのだと思います。しかしメカニズム的には、冷え性と高血圧は両立しやすいものです。

 

冷え性というのは末端にかけて血液が巡りにくくなり、血流や末端温度が著しく低下しやすい状態です。そして末端の温度が下がると、少ない熱をできるだけ奪われまいと血管を収縮させます。血管の表面積を減らし熱の放射を抑えるのです。

 

一方で高血圧とは、血液が血管に与える圧力が高い状態を指します。血管内の広さに対して血液のかさが多すぎることが基本的な原因で、血液量が多くなることや血管が狭くなることによって発生します。

 

もうおわかりかと思いますが、冷え性では血管が収縮するために、血液量が変わらない限り血圧がどうしても上昇することになります。

 

また血管が常に収縮している状態のため、血液のかさが増すような行動をとると急激に血圧が上昇してしまい、血圧が不安定になります

 

。例えば塩分を過剰摂取すると余った塩分が血液に流れ込み、塩分濃度を保つために血液に水分が足され、これによって血圧が上昇します。こういった反応が、冷え性で血管が収縮しているとより強く出るのです。

 

慢性的な冷え性でさらに高血圧の高リスクな生活を続けていると、いずれ治療が必要なレベルの高血圧となってしまう可能性が高いのです。ですから冷え性の方は特に高血圧のリスクを軽減する生活を送ることが必要です。